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異動を乗り越える方法職場への感謝、敬意、マナーは大事
看護師は、診療科によって特有の検査方法・治療方法があり、使用機器やツールも特殊なものですし、患者さんへの対応のポイントも違います。そのため部署異動はスキルアップのチャンスです。そして、スキルアップするためには、職場内の人間関係を良好にすることがカギになります。看護師の仕事はチームワークが重要なため、いつも職場の人に対し感謝と敬意を持ちましょう。特に部署異動してきた時は、第一印象が大事です。良好な関係を築くためにはマナーと、「自分を大切にするように、相手を大切にする心」を持って接しましょう。お互いが思いやりを持って接しているチームは、全体の歯車がかみ合い看護のレベルも向上します。では、部署異動する時に必要なマナーを紹介します。
引き継ぎは相手への思いやりを持つ
異動が決まった場合は、まず自分のやっていた業務を他の人に引き継がなければいけません。その時に口頭で伝えるだけではなく、自分の仕事を分かりやすくまとめた資料を作る必要があります。資料の内容は、業務の手順、注意事項、業務で必要な連絡先などをまとめて、パソコンの中にデータを入れておきましょう。いつでも自由に見ることができると、後任者も安心して仕事ができます。異動して来る人も、今までとは違う仕事をするので不安を抱えています。相手を思いやる気持ちで細かいところまで丁寧にまとめ、引き継ぐことが大事です
異動先について勉強する
異動先についてしっかり勉強するのもマナーのひとつです。知識や技能的なことはもちろん、チームプレーヤーとして職場内の心構えや決まりごとを異動前にしっかりと異動先の上司に聞いておきましょう。電話やメールではなく、アポイントメントをとってから出向くと好感度も上がりますし、職場の雰囲気も感じることができます。話を聞くときは相手のほうに体を向け、話に合わせてあいづちを打ちながら話に集中し、必要なところはメモをしっかりとりましょう。異動してから聞くよりも、最初に知っていた方が仕事をスムーズに始めることができます。
あいさつはしっかりと
異動する時には、今まで一緒に仕事をしてきたメンバーにきちんと感謝の気持ちを伝えましょう。今は仕事上で付き合いはなくなってしまっても、その後異動でまた一緒に働く場合もありますし、信頼関係があれば自分が困っている時に力になってくれます。また、異動先では「一から教えていただく」という気持ちを持ちましょう。出勤初日に自己紹介やあいさつをすると思います。「笑顔」と「明るい声」で、学ぶ気持ちを真摯に伝えることができると、相手も快く仕事を教えてくれます。